再生数を失わずにディストリビューターを乗り換えるには?
ディストリビューターを乗り換えるには、新しい配信サービスからまったく同じISRC、UPC、メタデータでリリースを再納品し、そのあとで旧サービスに取り下げ(テイクダウン)を依頼します。プラットフォームは録音物をコードで識別するため、再生回数、プレイリストへの掲載、アルゴリズムの履歴はそのまま残ります。乗り換えは計画的に進められます。失敗はほぼ必ず3つのポイントで起こります。新しいコードの発行、メタデータの不一致、そして順番の間違いです。
再生数を失わずにディストリビューターを乗り換えられる?
はい。Spotify、Apple Music、その他ほとんどのストアは、録音物をISRCで、リリースをUPCで識別しています。同じISRCの同じ録音物が新しい配信サービスから届けば、プラットフォームはそれを既存の録音物にひもづけます。再生回数、保存数、プレイリストへの追加は、このひもづけに付いています。逆に新しいISRCを発行してしまうと、音源がまったく同じでも、すべての曲がゼロからのスタートになります。
ステップ1:コードとメタデータを控える
旧サービスのダッシュボードから、リリースごとのUPCと、曲ごとのISRCを書き出します。あわせて、最初のリリース日、正確なタイトルとバージョン表記、これまでと同じ表記のアーティスト名、Pライン・Cライン、そしてオリジナル解像度のジャケット画像も控えておきましょう。新しい納品が以前のものと一致しているほど、統合はスムーズに進みます。
ステップ2:新しいサービスから再納品する
新しい配信サービスでは、各リリースを既存のリリースとして登録し、新しいコードを発行させずに既存のコードを入力します。最初のリリース日を設定して、新譜として扱われないようにしましょう。アーティスト名の表記も一致させ、同じアーティストプロフィールに入るようにします。OGRECORDS™の音楽配信では、既存リリースの移管を選び、ISRCとUPCをそのまま引き継げます。
ステップ3:配信開始を確認してから取り下げ
空白期間が生まれるかどうかは、順番で決まります。新しいサービス経由で主要ストアにリリースが公開されるのを待ち、それから旧サービスにテイクダウンを依頼しましょう。そうすれば、カタログが一度もオフラインになりません。両方の納品が短期間並行して存在するのは普通のことで、プラットフォームは同一のコードをもとにそれらを統合します。そのあと、Spotify for ArtistsとApple Music for Artistsで、再生回数やプレイリストが引き継がれているか確認してください。
乗り換え前に確認すること
旧サービスとの契約を読みましょう。最低契約期間、解約の予告期間、取り下げの手数料、一定期間リリースを拘束する条項などはないでしょうか。未払いの収益は、アカウントを閉じる前に精算してもらいましょう。また、進行中のロイヤリティ・スプリットやPre-Saveキャンペーンについても事前に整理し、乗り換え後も参加者に正しく分配されるようにしておきます。
乗り換えで引き継がれないもの
再生履歴はコードを通じて引き継がれますが、自動では移らないものもあります。旧サービスで運用中のスマートリンクやPre-Saveキャンペーン、そこで設定したスプリット、そして支払い履歴です。スマートリンクは新しいサービスで作り直し、プロフィールのリンクやLinktreeを更新しましょう。旧アカウントを閉じる前に、精算明細は必ず書き出しておいてください。税務の申告にも、まだ精算されていない期間を確認するのにも必要になります。
よくある質問
ディストリビューターを乗り換えるとSpotifyの再生数は消えますか?
同じISRCを使い、同一のメタデータでリリースを再納品すれば消えません。プラットフォームが録音物を識別し、履歴を統合します。
UPCも引き継ぐ必要がありますか?
できれば、はい。同じUPCなら、ストアにとってそのリリースは同じ商品のままです。ただし、より重要なのはISRCです。ISRCが1曲ごとの再生履歴を担っています。
ディストリビューターの乗り換えにはどれくらいかかりますか?
再納品はストアによって数日かかり、履歴の統合にはもう少し時間がかかることがあります。大事なリリースの直前に乗り換えるのは避けましょう。
乗り換えてもアーティストプロフィールは残りますか?
はい。アーティスト名の表記が同じで、リリースが既存のプロフィールにひもづけられれば残ります。再納品の際は、できる限り既存のプロフィールリンクを指定してください。
カタログの一部だけを移すことはできますか?
はい。リリースを1つずつ移し、ほかはしばらく旧サービスに残しておくこともできます。ただし、どのリリースも常に1つの配信サービスからだけ継続して納品されるようにしてください。
次のリリースを、正しく届けよう。
ISRC、UPC、クレジット、メタデータはリリースウィザードにおまかせ。Spotify、Apple Music、TikTokをはじめ、すべてのストアに届けます。